中村直人 髪を梳く図 裸婦 F15 原画 ガッシュ 作家直筆サイン入り 額装

中村直人（19051981）による原画 ガッシュ作品。 本作は、作家独自の技法「紙にシワを加える処理」を施し、その上に不透明水彩（ガッシュ）で描かれたものです。 紙をくしゃくしゃにしたあと伸ばすことで生まれる凹凸が、絵肌に複雑な陰影と質感をもたらしています。 彫刻家としてのバックグラウンドを活かした構成力と、繊細な筆致が融合した中村直人らしい一点です。 作家名：中村直人 -Naondo Nakamura- 作品名：『髪を梳く図(裸婦)』 サイズ： F15号 原画 ガッシュ 作家直筆サイン入り 【略歴】 1905年 小県郡神川村（現・上田市）に生まれる。 1919年 山本鼎提唱「農民美術講習会」が神川小学校にて開催。実兄中村實参加、直人も彫刻家を志す。 1920年 日本美術院（院展）彫刻部同人・吉田白嶺の木心舎に入門。 1926年 第13回院展に木彫《清韻》入選。 1929年 第16回院展に木彫《少女立像》等入選、院友推挙。翌年の第17回院展にて《道化役者》最高賞受賞。 1936年 日本美術院同人に推挙される。 1937年 横山大観の推薦により通信員として中国大陸各地を視察。 1942年 真珠湾攻撃戦没《九軍神》像制作、東卿神社に奉納される（戦災消失）。 1947年 戦争協力者に対する糾弾が高まり、同じく批判を受けていた藤田嗣治と親交を深める。 1952年 藤田嗣治を頼り、パリへと出国。 1953年 パリでの画家としての個展が成功。「ナオンドはパリを征服にやってきた」などと称賛される。 1964年 帰国。滞仏作品展を各地で開催。最初の妻（津澤）定と離婚（やがて山崎登志子と結婚）。 1965年 第50回二科展に《横臥する裸婦》等招待出品、二科会会員に推挙される。 1971年 第56回二科展にて《裸婦》が青児賞受賞。 1980年 第65回二科展にて《会合》が内閣総理大臣賞受賞。 1981年 敗血症にて死去。享年75歳。 【注意事項】 本作品は真作を保証します。万が一、真作でない場合は返品、返金を承ります。 その場合、その根拠となる書面を添付頂きます。 存命作家の場合は作家本人より、物故作家の場合は遺族、所定鑑定人より発行のものと致します。 また、上記の理由以外での返品、返金はご対応致し兼ねますのでご了承下さい。